暑さが厳しくなる夏、注意が必要なのは屋外だけではありません。
実は、自宅など屋内での熱中症発生件数も年々増加しています。特に高齢者や小さなお子さんがいる家庭では、屋内でも油断は禁物です。
そこで今回は、誰でもすぐに始められる「簡単な屋内熱中症対策法」をご紹介します。
室温が28℃を超えると熱中症のリスクが高まります。
エアコンを上手に活用し、室温はできるだけ25~28℃に保ちましょう。
扇風機やサーキュレーターを併用することで、冷気を効率的に循環させることも重要です。
「のどが渇いた」と感じたときにはすでに軽い脱水症状になっている可能性があります。
こまめに水やお茶などを飲むようにし、汗をかいたときには塩分も補給しましょう。
経口補水液やスポーツドリンクも有効です。
日中、窓から差し込む直射日光は室内の温度上昇の原因になります。
遮光カーテンやすだれ、断熱フィルムなどを使って、室温の上昇を防ぎましょう。
特に南向きの窓は要注意です。
保冷剤、冷感タオル、ネッククーラーなどの冷却グッズは手軽に体温を下げられるアイテムです。
首・脇の下・太ももの付け根など、太い血管が通る部分を冷やすと効率的に体を冷やせます。
熱中症は「高温多湿」で起こりやすいため、室温だけでなく湿度も管理しましょう。
湿度は40~60%程度が目安。湿度が高すぎる場合は除湿器の活用も検討を。
まとめ
屋内にいるからといって熱中症にならないわけではありません。
毎年のように「室内で倒れた」という事例が報告されています。
エアコンを我慢せず、こまめな水分補給や遮熱対策を行い、体調の変化には十分注意しましょう。
大切な家族と自分自身を守るためにも、今日からできる対策をぜひ取り入れてください。